日本神話、神様の家系図

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日本神話とは

皆様は神様の名前をどれくらい知っていますか?

イザナミ、イザナギ、スサノオ、アマテラスなど聞いたことはありませんか?

ゲームのキャラやアニメのキャラで知っているなんて人もいるのではないでしょうか?

これらは神様の名前であり、日本神話でその由来や家系図などが分かります。

日本神話と呼ばれる伝承はほとんどが、『古事記』、『日本書紀』および各『風土記』の記述によるものとされています。

まずは簡単な家系図のようなものをご覧ください。

聞いたことのある名前の神様はいないでしょうか?

※宮崎市観光協会発行冊子より

イザナギとイザナミに関しては別ページで解説をしています。

日本神話の日本誕生と神々の誕生

一番上の図でイザナミとイザナギがいますが、その手前に神様がいて、イザナミとイザナギに日本を作らせたというのが日本の始まりとされています。

それらの指示を出したという、この世でいちばん初めに現れたのは

アメノミナカヌシノカミ(天之御中主神)

続いて

タカミムスビノカミ(高御産巣日神)

カミムスビノカミ(神産巣日神)

という神々が現れたと言われています。

この神々は造化三神といわれており、この世のすべてのはじまりの神々と言われています。

その後

日本の国がまだ海に漂っていたところ

ウマシアシカビヒコジノカミ(宇摩志阿斯訶備比古遅神)

アメノトコタチ(天之常立神)

という二柱の神々が現れました。

上記、造化三神と合わせた、これら五柱をコトアマツカミ(別天津神)といいます。

その後、神世七代(かみのよななよ)といって、七代の神々が現れますが、その七代目がイザナミとイザナギということになるのです。

伊耶那岐(イザナギ)と伊耶那美(イザナミ)が生んだ神々の系図の始まり

伊耶那岐(イザナギ)と伊耶那美(イザナミ)が多くの神々を生みました。

イザナギとイザナミの第一子とされるのはヒルコ(水蛭子、蛭子神、蛭子命)と言われています。

しかし、子作りの際に女神であるイザナミから先に男神のイザナギに声をかけた事が原因で骨のない子供が生まれてしまうのです。

その名前より、後世の解釈では、水蛭子とあることから水蛭のように手足が異形であったのではないかという推測を生んでいます。

そのために、天磐櫲樟船(アメノイワクスフネ。堅固な楠で作った船)に乗せてオノゴロ島から流してしまうのです。

つまり子供を捨ててしまったわけです。

それを踏まえて後の神々が生まれていくのですが、流された子供はどこかに流れ着くのですが、蛭子神が流れ着いたという伝説は日本各地に残っていて、明確ではありませんが『源平盛衰記』では、摂津国に流れ着いて海を領する神となって夷三郎殿として西宮に現れた(西宮大明神)、と書かれています。

イザナミとイザナギの最初の子が恵比寿様?

蛭子(ヒルコ)は蛭子(エビス)と読めるので、イコール恵比寿様と言う説がありますが、ヒルコとえびす(恵比寿・戎)を同一視する説は室町時代からおこった新しい説であり、それ以前に遡るような古伝承ではないようです。

七福神については以下のページで説明していますので参考までに。

まだ形になっていない国、日本はこうしてできあがる

イザナギとイザナミは天の神々よりアメノヌボコという立派な矛を預けられ、まだ形さえもできていないこの国を固めるよう命ぜられました。

つまりは水に浮いた物体を固めて国を作りなさいと言われたわけです。

そうして初めてできた島がオノゴロ島と呼ばれる島となります。

そうして、イザナギとイザナミは2人で8つの島を作りました。

・四国
・隠岐島(おきのしま・島根県)
・九州
・壱岐(いき・長崎県)
・対馬(つしま・長崎県)
・佐渡(さど・新潟県)
・本州

こうして現在の日本の形になっていくわけですね。

そしてさらに6つの島を作ったとされています。

・吉備の児島(岡山県児島半島)
・小豆島(あずきしま、しょうどしま・香川県)
・大島(山口県)
・女島(ひめじま・大分県)
・知訶島(ちかのしま・長崎県)
・両児島(ふたごのしま・特定不可)

島を作り上げた際に様々な紙が生まれたと言われます。

それらの神々を生んだイザナミとイザナギの話はこちらでどうぞ

島々はパワースポット

上記でご紹介した島々は現在でもパワースポットとしても有名な場所ばかりです。
この日本神話を紐解いていくと、なぜそこがパワースポットなのかも理解できます。

日本神話にまつわる神社とパワスポ

伊勢神宮

現在は伊勢神宮にイザナギとイザナミが祀られています。

実は「現在は」と書いたのに理由があり、過去にはイザナギとイザナミが祀られていなかったということを表します。

伊勢神宮の主神はアマテラスですが、その父と母に当たるイザナギとイザナミが祀られていなかったのですが、772年8月2日に伊勢で起こった異常な災害が、イザナギとイザナミによる祟りであるとされたことにより、その後祀られるようになったのです。

出雲揖屋神社

出雲にある揖屋(いや)神社には、イザナミが祀られています。

その揖屋神社の近辺に黄泉比良坂(よもひらつさか)という場所があります。

黄泉の国についてはイザナミとイザナギの解説ページに書いてありますのでご覧ください。

伊弉諾神宮(イザナギジングウ)

伊弉諾(イザナギ)神宮は、その名の通りイザナギを祀った兵庫県淡路市多賀にある神社です。

当初はイザナギだけが祀られていた神社でしたが昭和6年にこのイザナギとイザナミの二柱を祀ることについて願上したところ、昭和7年に内務大臣からその許可を得ることができたということです。

神様を描いたアニメ「ノラガミ」における神様

神様を描いたアニメ(漫画)ノラガミはまさに日本神話を知っているとさらに楽しめるものとなっています。

こちらで「ノラガミにおける神様とは」を解説していますのでご参考までに。

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