イザナギとイザナミは最初の神様?

パズドラをはじめとするゲームなどでもよく登場する「イザナギ」や「イザナミ」。
名前は聞いたことがあるけど、いったい何のことやらという人もいるのではないでしょうか?
日本神話に登場する数々の神の生みの親
皆様はイザナギやイザナミの他に天照大神(アマテラスオオミカミ)や須佐之男命(スサノオノミコト)なども聞いたことがありませんか?
イザナミとイザナギはこの有名な神々の生みの親なのです。
ちなみに名前も似ていて紛らわしいのですが
イザナギ(男)
イザナミ(女)
となります。
「国産み」と「神産み」と「黄泉の国」
この日本神話は大きく分けて3部構成とされています。
国が出来上がるまでの「国産み」とその後の「神産み」、そして「黄泉の国」です。
イザナギとイザナミの「国産み」
イザナギとイザナミは日本を作り上げた神々
高天原の神々に命ぜられ、海に漂っていた脂のような国土を固めるべく、天の浮き橋から矛で海をかき回し、出来上がったのが日本であるとされています。
つまり簡単に言うと、2人は偉い神様たちから
「お前ら国を作れ」
と言われてできたのが日本ということになります。
淡路島が最初の島
最初に作られた島は失敗とされ3番目にできた島が初めて島として成功したものと数えられていて、それが淡路島であるといわれています。
その後、数々の島を作り上げ、日本全土ができたとされています。
順序としては淡路島の後は「四国」、三番目に生まれたのが「隠岐」そして「九州」「壱岐」「対馬」「佐渡」最後に「本州」が生まれ日本全土ができたとされています。
イザナギとイザナミの「神産み」
火の神を産んで死んでしまったイザナミ
国が出来上がったのち、イザナギとイザナミは様々な神々を生み出します。
風の神、木の神、山の神、海の神など多くの神を産み出し、最後に火の神「カグツチ」を産みます。
しかし、イザナミはカグツチを生み出す際に大やけどを負ってしまい、それが原因で死んでしまいました。
悲しみに明け暮れるイザナギ
妻を失ったイザナギは深い悲しみに暮れます。
妻が死んでしまった原因としてイザナギはこの火の神カグツチを十握剣という剣で首を切り落とし殺してしまいます。
禁断の地「黄泉の国」
無残なイザナミの姿
イザナミに逢いたい気持ちを捨てきれないイザナギは、黄泉国(よみのくに)にイザナミに逢いに行きました。
そこで「帰ってきて欲しい」と願うイザナギに、イザナミは黄泉神に相談してみると返答しますがその際に「決して覗いてはいけない」というイザナミとの約束を破って見てしまったのは、八雷神(やくさのいかづちがみ)に囲まれ、腐敗してハエにたかられた無残なイザナミの姿であったといいます。
その姿を見たイザナギは地上に逃げ戻り、イザナミのいる黄泉の国を敵視するようになりました。
イザナミとの決別
黄泉国と地上との境である黄泉比良坂(よもつひらさか)の地上側出口を大岩で塞ぎ、完全に決別する形となってしまったといいます。
それどころか、イザナギは最後に生まれた天照大神(日の神、高天原を支配)・月読命(月の神、夜を支配)・須佐之男(海を支配)の3人に黄泉の国から国を守るよう命じました。
これらの登場人物の関係性からパズドラなどのゲームで
イザナギ、イザナミ、アマテラス、ツクヨミ、スサノオといったキャラクターがひとまとめで出てくるのです。
この二人ですがイザナミがやけどで死んでしまうまでの2人はそれは仲のいい夫婦だったといわれています。
なんだか切ない感じの話ですね。
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