おみくじを引いたら吉が出た、これって順位はどうなの?
初詣などに行って神社でおみくじを引く人も多いかと思いますが、大吉は良い、凶は悪い、というなんとなくのイメージはわかっていても実際におみくじの順位や意味をきちんと知っている人は少ないかと思います。
実は2種類存在する!7段階と12段階のおみくじ
おみくじと一言で言っても実はおみくじには2種類存在すると言われています。
しかし現実問題としては、管理者が何を(何種類)入れるかにより決定されてしまうので、7種類、12種類の2択というわけではありません。
ちなみに2種類のおみくじの順位は以下のような感じになります。
このように大吉、中吉、小吉、凶、大凶など一般的に知られているもののほかにこれだけあるんですね。
半吉なんていうのはなかなか目にしないのはないでしょうか?
余談ですが競泳をテーマにしたアニメ「FREE」では半吉を引いて「なんだこれ?」となるシーンもあります。
おみくじで大吉、大凶が出る確率とは
様々なサイトなどにおみくじで大凶が出る確率は?など書いてありますが、上記のように入っている種類が違えば当然確率が変わります。
ということで現在のおみくじでは大吉の出る確率などは数値では出ません。
もともとは大吉の確率は16%だった
おみくじの原型のようなものは平安時代にできたと言われていますが、現在のようなスタイルのもととなっていると言われる江戸時代の元三大師御籤(がんざんだいしみくじ)では以下のような割合だったと言います。
おみくじ100本中
大吉 16本
吉 35本
凶 30本
その他
つまり大吉の確率は16%となります。
神社も今や好感度で勝負? 凶を入れない神社
おみくじで凶を引いたとき、あなたならどう思いますか?
中には「こんな神社二度と来るか」と思う人もいるようです。
そんなことが理由かどうか、昨今ではおみくじに「凶」を入れない神社も続出しているとか。
特に初詣の時期のおみくじは神社にとって「かき入れ時」とも言えます。今や神社もリピーターを作るために必死なのでしょうか・・・
しかし、よく考えてください、ハズレのないくじを引いて当たったと喜べるのでしょうか・・・
実は一番幸せ? 中吉などの中間層のおみくじ結果
おみくじを引いたとき、中吉などの中間層の結果が出たとき「微妙~」と思う人も多いでしょうが、神道の考え方では、何もなく平穏に過ごせることが一番幸せとも言われます。
何事もなく一年過ごせる幸せというのが一番かもしれません。
浅草寺は忠実に確立通り?凶の出る神社、浅草寺
東京、浅草にある浅草寺。
おみくじでは凶がやたら出るとして有名です。
イメージアップのために凶を入れない神社も増える中、浅草寺がなぜ凶が多いのか?
それは上記で説明した、おみくじのもともとの確率を忠実に守っているからだと言われています。
その真偽は定かではありませんが、きちんと全種類ある公平なおみくじで運試しがしたいんだ!という人は浅草寺でおみくじを引くとよいかもしれません。
海外からの観光客にも人気のおみくじ 英語でおみくじは?
神社仏閣は海外の方にも観光地として人気で、そこでのおみくじもまた人気です。
ちなみに英語で「おみくじ」は占い、幸運を意味する「fortune」となります。
厳密には「おみくじを引く」となりますので「a fortune slip」などの言い回しになるようです。
今やおみくじの結果は英語や中国語など多国言語にて結果が記載されているものも多いのです。
おみくじはなぜ「結ぶ」?
様々な神社でおみくじが結んであるのを見たことがあると思いますが、おみくじはなぜ結ぶのでしょうか?
また、結ぶおみくじは決まっているのでしょうか?
実はどちらでもよい引いた後のおみくじ
おみくじを引いて「凶」だったら結んで帰ると認識している人も多いでしょうが、もともとは神様と縁を結ぶという意味合いを持っているため、必ずしも凶だから結ぶというわけではありません。
また、おみくじは神様からのメッセージであり、お守りと同じように神様からいただいたものは身に着けるという考え方もあるので、持ち帰るのもアリなのです。
おみくじには、こうしたほうがよい、ああしたほうがよいなどメッセージがありますので、常に持っておき、何かあったらそれを見て思い出すようにするのもまた良いことでしょう。
引いたおみくじはどうすればよいか
上記のようなことから、神社に結んで帰るか、肌身離さず持っていて、一年後の同じ機会にお守りなどと一緒に焚き上げてもらうか、神棚などに置いておくかなどが良いのではないでしょうか?
良くないとされるのは、すぐに捨てたり、雑に扱うことではないでしょうか?
過去30日で人気のパワースポット