そもそも風水とは

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風水によれば・・・なんていいますが、そもそも風水って何でしょう?

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風水の考え方は国によって違う

風水とは

まず、多くの皆様が何となく感じているであろう通り、おおもとは中国です。

しかし、そこから海を渡り様々な国へ伝わっていきました。この時点で言語や解釈の違いにより大きく分かれていくこととなります。

中国では風水は気の基本思想である陰陽五行説(ページ下部で説明)を使った科学的な学問として自然環境が建物やそこに住むヒトにどう影響するのかを研究していったものです。

中国での風水理論の完成は宋から明代ですが、それ以前の飛鳥・奈良時代に日本に伝わった理論は今でいう日本の風水として独自の発展を遂げたのです。
特にそれは陰陽道や家相として発展したものです。

風水は環境を把握し考えられた環境学

現在の風水は「幸せをつかむ」ためのようなイメージですが、もともと古代中国において、中国の統治者達が政治、軍事の両面で風水を活用し勢力を伸ばすために進化していったものです。まあ、統治者にとっては「幸せをつかむ」ことになるんでしょうけど・・

したがって国を統治する為、戦争で他国に勝利する為にも、山や川、道路など目に見える形のある周辺環境からの影響と、方角や方位、時間といった目に見えないモノの影響を研究したものが風水なのです。

陰陽五行説とは

風水の基本は、「陰陽五行説」にあります。

「陰陽五行説」とは、自然界に存在する全てのものは「木・火・土・金・水」の五行に分類され、「陰」「陽」いずれかの性質を持つという考え方です。これがこのサイトのテーマでもある「属性」というものに関わってくるわけです。

陰陽五行説

この属性には相性があり、木は火を生じ、火は土を生じ、土は金を生じ、金は水を生じ、水は木を生ずるというのが「相生(そうじょう)」といいます。
「相性が良い」という言葉はまさにここから生まれました。

厳密にいうと「陰陽五行思想」とは、陰と陽で考える「陰陽思想」と、木・火・土・金・水の5種類で考える「五行思想」を組み合わせたものです。

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風水と戦国時代の関係性

三国志でも有名な諸葛孔明は風水で戦略を立てていた

三国志でも有名な諸葛孔明は風水で最も重要な方位学を兵法に取り入れていたと言われ、戦いで勝つために必要なものとして風水は重要視されていました。

日本史における風水と祈祷師

現在のトップクラスの経営者が信心深い人が多いように、日本の歴史上の人物もまた、占いや風水を取り入れていた人も多いと言われます。

例えば伊達政宗は良学院栄真(りょうがくいんえいしん)という、祈祷師を抱えていたと言いますし、徳川家康には、天台密教高僧の「天海」がいいましたから、それなりの地位を築いていた人物たちがそれらを重要視していたことはなんとなくわかります。

軍配に磁石がはめ込まれていたり、時間をあらわす十二支が描かれているのも風水などを意識したものではないかと言われています。

江戸時代の地図を見ると川の流れは隅田川の「水龍」を江戸城に引き込むために風水的に考えられたものととることもできるのです。

経営者における風水

上でも書いたように経営者と呼ばれる人たちも風水を取り入れている人が多くいます。

風水では最もよいとされる土地は「四神相応」といって、四つの神獣が住む土地と言われています。

「北に山があり(玄武)、東に川が流れ(東龍)、南が広く開け(朱雀)、西に往来がある(白虎)」

これらを考慮したうえで本社やお店の場所を選んでいる経営者も多いと聞きます。

風水でよいとされるラッキーアイテム

風水で身の回りに置くとよいとされるアイテムがいくつかあります。

古き時代の装飾品や神社仏閣の彫刻などを見ても関係あるのではと思われるものが非常に多く、現在の成功者の方々も身の前ありにこうしたラッキーアイテムを意図的に置く方が多いと聞きます。

水晶
水晶は風水の必須アイテムと言っても過言ではありません。

水晶は、気をよく通し、悪い気をはねのけると言われています。

水晶には浄化作用があると言われ古代から不思議な力があるものとして扱われてきました。


鏡は邪気を反射するものと言われます。

鬼門の方向や悪い気が入ってくる方向に鏡を向けて使います。

ただし置きすぎるとよくないものとしても鏡は上げられますので、たくさん置けばよいわけではないようです。

龍にまつわるもの
龍の置物などは、東に置くと幸運を呼ぶと言われています。

神社などの様々なものに龍にまつわるものが多いのもきっとこういった理由からなのでしょう。

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